■Today's IDEA
東日本大震災被災地への募金を目的としてミラノ在住の日本人有志により設立された非営利団体「L’isola della speranza」による募金箱展、「Charity Box EMERGENCY PROJECT FOR JAPAN」。
2011年4月から2012年にかけて行われた「Charity Box EMERGENCY PROJECT FOR JAPAN」は、日本人デザイナーをはじめ、海外のデザイナーがデザインした募金箱を展示し、東日本大震災被災地への義捐金を募るというイベント。参加者はそれぞれが気に入ったデザインの募金箱に義捐金を入れるというしくみで、それぞれの募金箱からはデザイナーの震災や被災地に対する思いを感じることができ、また義捐金を送る側にとっても被災地とのつながりや支援したいという思いをより強く感じることができます。特に、イタリアという日本から遠く離れた場所だからこそより効果を発揮した素晴らしいアイデアだと思います。
■記事リンク
短期間で準備が行われたこのプロジェクト誕生のきっかけやイベントの様子等は↓
Charity Box EMERGENCY PROJECT FOR JAPAN(スイス的デザイン思考)
組み合わせの視点で見れば、一見デザインの余地がなさそうに見えるものほど、デザイナーの手で再構築されると新しいものや面白いものがまだまだ生まれると思います。
本日であの大震災から丸3年。あらためて亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りいたします。