『人工衛星』 × 『漁網』

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■今日のアイデア
香川大学の研究グループJAXA、そして漁網の専門メーカーである日東製網株式会社の協力のもとで開発した、スペースデブリ(宇宙塵)を掃除する衛星「Space Tethered Autonomous Robotic Satellite-Ⅱ (通称Stars-Ⅱ)」。

 

2014年2月28日、STARS-ⅡはH-ⅡAロケット23号機によって他の衛星とともに宇宙へ向かいました。魚を捕まえるための道具がまさか宇宙のゴミを捕まえる道具として応用されるとは、とても興味深いアイデアです。昨日ご紹介したアイデアが近い要素の組み合わせとすれば、今日のアイデアはまったくもって異質な要素の組み合わせです。

このアイデアが生まれたきっかけは日東製網に寄せられたJAXA研究者からの打診。それまでにかなりの数のメーカーに打診しては断られの連続で、わらをもつかむ思いで日東製網株式会社にお願いしたのだそうです。つまり、巡り巡った末に生まれた組み合わせですね。それにしてもアイデアは本当にいつどこで生まれるのかわからない不思議なもの。ただ1つ言えるのは、「漁網」=「漁をするための道具」といった常識的な視点を抜け出すことが新しいアイデアを生む一歩になると思います。

 

■記事リンク
開発初期の記事はこちら↓
宇宙ごみを漁網で一網打尽 広島の老舗とJAXA開発中(朝日新聞)
打ち上げ後の記事はこちら↓
「宇宙ゴミを焼き尽くす」 H2Aロケット打ち上げ成功で、世界が新衛星の働きに期待(NewSphere)

 

画像:ⒸKagawa University.

 

 

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