『アート』 × 『食』

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■今日のアイデア
キュレーターである林綾野さんが企画した、スイスの画家パウル・クレーの作品と、それとともに彼が食べていたであろうメニューを再現した書籍、「クレーの食卓」(講談社)。

 

「もともと食に興味があったので偶然この本を読んでみたら、パウル・クレーにも興味が湧いてきた」。この本の読者にはおそらくそのような方がいるのではないかと想像できます。このアイデアは「もっと多くの人に関心を持ってもらいたい」というときにとても参考になるアイデアです。自身がテーマとしていることとは別の何かを組み合わせることで興味の対象を拡げることができるのです。その組み合わせるものが身近でありながら意外なものであったり、今までになかったりするほどインパクトは強くなります。

この書籍は好評だったようで、以降「ロートレックの食卓」、「ゴッホ 旅とレシピ」、「モネ 庭とレシピ」、「フェルメールの食卓 暮らしとレシピ」、「浮世絵に見る 江戸の食卓」などと続きます。こうしたアイデアが生まれたのも、おそらくキュレーターという職業を通じて「どう展覧会に足を運んでもらうか」「アートを身近に感じてもらうか」を考え抜き続けてきたことが大きく関係しているのでしょうね。これからは企画ももちろんですが、「林綾野さんが企画した展覧会だから見たい」という方がますます増えそうです。

 

■記事リンク

「クレーの食卓」のアイデアにまつわる記事はこちら↓
林綾野『フェルメールの食卓』(ブログ「弐代目・青い日記帳」)

キュレーター林綾野さんについて↓
林 綾野(キュレーター)(ARTS FIELD TOKYO)

 

画像:ⒸKodansha Ltd.
 
   
 

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