■今日のアイデア
樹木の葉の配置をヒントにフラクタル構造を応用し、京都大学酒井敏教授とセキスイハイムサプライ株式会社が共同で開発した、木陰にいるような居心地のよさを実現した画期的な日よけ、「エアリーシェード」。
フラクタル構造の説明は省略いたしますが(よろしければリンク貼ったのでご覧ください)、エアリーシェードに応用されたのは、正確に言うとその中でも代表的なシェルビンスキー図形というもの。このあたりは共同開発者の酒井敏教授のサイト(こちら)がとてもわかりやすいです。
アイデアの視点でいうと、これまでも『イルカ』×『洗濯機』や『タイル』×『カタツムリ』など生物由来のアイデアをご紹介させて頂きましたが、自然はアイデアの宝庫だと改めて感じます。このアイデアの場合も、たしかに森林の中ではどんなに日差しが強くても暑苦しいとは感じません。こうした自然の中で感じる素朴な感想や「なぜ?」と疑問に思うことがアイデアの種になるのだと思います。
■記事リンク
エアリーシェードの開発にまつわる話はこちら↓
フラクタル日よけ開発秘話(セキスイハイムサプライ株式会社WEBサイト)
共同開発者である京都大学酒井敏教授のWEBサイト↓
フラクタル日除けについて
エアリーシェードが取り上げられた記事はこちら↓
【エコオフィスEXPO13】森にいるような居心地、京都大学生まれの画期的な日よけ(Response)
フラクタル日よけは京都大学が特許を取得しており、セキスイハイムサプライ株式会社の他に奄美大島がルーツの株式会社ロスフィーもライセンスを受けて手がけています↓
株式会社ロスフィーWEBサイト
画像:ⒸSEKISUI HEIM SUPPLY CO,.LTD